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サロンLAPISのニュートラルトーク

ひっそり隠れ家サロン時代から書きためている本音のコラム。 時にじんわり、時にきっぱり。 素で綴る、セラピストのひとりごとです。

   

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1985年のアロマ

そう、あれは 短大を卒業して 社会人になったばかりの頃。

横浜市の とある新興住宅地に 当時住んでいた私は、まだピカピカの街並みの

家の近所を 休みの日は 散策などして 過ごしていた。

最寄り駅からは、徒歩でたっぷり 20分は かかる。

自宅の近くには、ゴルフの打ちっぱなしなどを含めた 屋外のスポーツ施設があった。

ハイソな〔ハイソサエティ・・今で言う セレブみたいな感じ〕お金持ちの 奥様方が、

昼間から優雅に テニスなどをなさっていて・・・。

その施設の 道路の真向かいに その店は あった。

なにやら、喫茶店らしい・・・

それも 店の前に なだらかな 花壇が できているが、花ではない、草がいっぱい 生えている。

見たこともない 雑草のようだが、風に揺れると とても いい香りを 放つ。

それは、いわゆる 『ハーブ』といわれる 植物だと知ったのは、ずいぶん後のこと。

そのハーブ畑の横の 階段を上ると ショップ兼カフェのような 建物が建っていた。

何かに導かれるように 中に入ると・・・

そこは、英国だった〔の、ようだった。行ったことないから知らないが〕。

クラブトリー&エブリンの 石けんや、みたこともない 葉っぱのドライもの。

ポプリなんて言葉も 知らない。

そして、小瓶に入った 液体が 鎮座していた。

その周りには、同じメーカーと思われるタルカムパウダーや、ハンドクリームなども。

パッケージは、白地に 紫で ラベンダーの穂が デザインされている。

「TESTER」と書かれたもので 香りをかいでみる・・・

初めて嗅ぐ 匂いだった・・・。なんというか、遠い世界に 誘われるような 不思議な感覚。

ああ、思い出した。『時をかける少女』という小説のドラマが放送されて、

その時主人公の女の子も、確かラベンダーの香りで トリップするんだったかな。

しばらく、その場から 動けなかった、いや、離れられなかった。

遠い記憶、香りの記憶・・・

併設されていたティールームで、初めて ハーブティーというものの 存在を知った。

『草を飲んでいる』というのが 正直な感想。

その頃 私は 21才。

今から 24年も 前のこと。

あのお店は、私が初めて訪れてから、数年で 姿を消した。

ちょっと 時代より 早すぎたのかな。確か、『アロマテラス』という 名前だったことを 覚えている。

あの店を作ったオーナーは、いまどこで 何をしているのだろう。

私の原点を作ってくれた エポックメイキングな 店。

今私は、そのアロマを 生業としている。

出来ることならば、また あの店に 行きたい・・・

初めて嗅いだ ローズマリー・タイム・そして、ラベンダーの香り。

そこから私の歴史は 始まった。


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