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サロンLAPISのニュートラルトーク

ひっそり隠れ家サロン時代から書きためている本音のコラム。 時にじんわり、時にきっぱり。 素で綴る、セラピストのひとりごとです。

   

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愛する人を失うことで【プロフィール作り③】

脳出血である日突然、父は天国に召された。

働きすぎによる過労死である。

デザイナーの仕事はとても過酷で、休みは年に数日。

その数日で私達家族に、数多くの思い出をくれた父。

家族の柱を失い、それから生活は一変した。

優雅な専業主婦だった母は、私達娘を育てるために、働き始めた。

よくぞ二人を大学まで出してくれたと、今はとても感謝している。

しかし、生きるため、食べていくため、

今までに味わったことのないような毎日が待っていた。

お嬢様育ちの母が、外で働き、職場でいじめられ、帰ってくる。

私達は、自分の身の回りのことで精一杯で、

お互いが、家族のことを 思いやるという余裕が、まったくなかった。

殺伐とした家の中、私は高校生になり、アルバイトにあけくれることになる。

勉強とバイトに追われ、家庭の中は険悪な空気が流れていた。

父が生きていた頃とはまるで違う家族のありよう。

キラキラしていた子供時代が、遠い忘却の彼方へ消えていくようだった。

「生きていくために働く」

突きつけられた現実のテーマが、私の職業感に 影を落とす。

「手に職がないと、女が社会では認められるのは難しい」と

母は嘆いた。そんな母から目をそらすように、私はますます

自分の世界だけに関心を持つ 人間へとなっていった。

愛が欠けてしまった者たちは、それぞれが違う方向をむいていた。

「愛する人を失う喪失感」は、その後の私に再び、降りかかることになるのだった。

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